小松鉄人レース2004レポート

Reported by タッキー

 2004.9.25()

--- 前日受付

  今年も一年振りに小松ドームに帰って来た。去年に続いてロングの部出場は2回目となり、去年の初ロングはなんとか完走できたが課題も多かった。今年はその反省を活かす事ができるかと思ったが、8月の珠洲が終わってからはモチベーションが下がる一方で、バイク練習は天候不順やら何やらで結局1回しか乗っておらず、ラン練習も長い距離は殆ど走れておらず、「こんなんで大丈夫なんか?」と半ば諦めモードで小松の日を迎えてしまった。受付場所に行くと、昨年同様高校生のボランティアのみなさんが出迎えてくれ、「こんにちは。頑張って下さい」と元気に声を掛けてもらった。大会関係者の熱意が伝わってくる感じがした。

  今年はバイク及びヘルメットチェックが無くなっていたので、とりあえずゼッケンNo.を取り付けた後バイクラックにバイクを預け、競技説明会まで時間をつぶす事にした。しばらくしてかっし〜さんも到着し、残るはMichagoさんだけとなり少々遅れるとの連絡があって、その間にも競技説明会の準備が整ったようなので先に場所移動する事にした。競技説明会場所は去年と同じようにドーム内のスタンドベンチの一部を使用して行われるようだ。今年も寸劇から始まると思いきや、しっかりとした口調で話される司会者が手馴れた様子で司会進行を行い、次々と競技説明会を進めるのであった。去年の競技説明会の手順等で選手側から不満(少々お怒りの方がいたような)があったのを反省してか、今年は先に競技説明等を行った後、開会セレモニーとしていろんな賞(誕生日、スマイル賞、最高齢、松井秀喜賞…etc)の発表へと進行していったので、去年の順番がどうだったかは忘れたけど、今年の方がスムーズでいいなぁと感じた。そんな中最高齢部門で85歳とアナウンスされていたが、一瞬聞き間違えたか?と思ったが、名簿一覧には85歳と書いてあるではないですか。ショート部門の出場ではあるけど、鉄人とはこの方の為にあるような言葉だ。凄すぎる。自分も85歳迄頑張れるなら後50年近くこのスポーツができるのかと思うと気が遠くなりそうだ。

 いろんな賞の発表の中、NYで活躍中の松井秀喜選手の背番号55にちなんで、ゼッケンNo.55番の選手にフォークリフトのKOMATSUから松井グッズがプレゼントされるとの事で、そう言えば今回自分のゼッケンNo.155番だったなぁと思いながらゼッケン55番の方の名前を読み上げるのを聞いていると、「続きまして」と司会者が言うので、「え?まさか?」と思っていると「ゼッケンNo.155番...」(百の桁も含むらしい)と私の名前を読み上げるので、ビックリしてとりあえずその場で立ち上がって一礼していた。(もうちょっと手を振って喜ぶなりして表現できない自分が情けなかった。)競技説明会及び開会セレモニー終了後、松井グッズを頂いてからかっし〜さんとはドーム駐車場にて解散となった。

 

2004.9.26()

--- 大会当日 ---

 今年の夏は記録的な暑さの連続ではあったけど、珠洲にしても小松にしても大会当日はなぜか曇り空で気温もさほど高くは無く、暑さに弱い私は非常に助かった気がする。610分頃ドーム駐車場に到着し、受付にて右手に計測用リストバンドを装着してもらい、その後バイクラックへと移動後、スムーズにトランジットできるようにヘルメット及びバイクシューズ等を準備し、お知り合いの方々と挨拶を交わしたり写真を撮ったりなどとしながら競技開始30分前となった所でヴァームとアミノバイタルプロを飲み干し、かっし〜さんからのカステラを頂いた後、「アップでも行きますか」とかっし〜さんに告げ、ドーム内走路を2周程した後、レース中のトイレが心配だったので最後にもう一度行って、スタート地点へと向かった。スタート地点にはまだ選手が並んでいないので、その間ストレッチ等しながら待っていると、テレビカメラがかっし〜さんにインタビューしていた。「テレビ放送でもあるのかな?」と思いながらしばらく眺めていた。

 スタート時間も近くなり、まずはロング及びチームリレーの選手が並び始め、730分に第1ランがスタートした。  先頭の方はあっという間に見えなくなったが、こちらは周りのスピードにつられる事なく少々早いかな?位のペースを維持しながら進む事にした。足の方は軽いのか徐々にペースも上がってきて、粟津温泉街に差し掛かった所で、道路に2kmと書いてあったので手元の時計を見ると約8分少々と結構なペース。ここまで約4分/kmペースで来た事になり、このままでは後半持たないなと思い少しだけペースを落とす事にした。しばらくして8号線が近くなってくると、前方に見覚えのある黄色いジャージを着てバイクにまたがっている人が見え近くなるとKさんだとわかり、更に8号線を越えるとメンバーのみんなが応援してくれていたので大変嬉しかった。残り2km手前の直線路で、後ろから凄い勢いで近づいて来る足音が聞こえ、横に並んだ瞬間「昨日松井の賞を貰った方ですよね。」と話かけてくるので「ありがとうございます。」とお礼を言ってる間に、その女性はどんどん離れて行った。「しかしあれだけ早いのに、今まで何処を走っていたのか?」と思いながらその女性を目標にしながら追いかける事にした。第1ランも残り2kmを切り、しばらくすると先頭トップがバイクですれ違い、その後どんどん続くかなと思いきや2番手以降はなかなかやって来なく、結構差がついていたようだ。ドームが見えてから近い感じもするがまだ残り1kmもあり、これが結構辛い。ドーム周辺には沢山の応援があり、入り口付近でbluetitさんに手を振ってドームに入ってから第1ランを終了しようとして計測ポイントに向かった所、またまたメンバーからの大声援があり、なんだかホッとした感じがした。トランジションエリアにてバイク準備を行いつつ、空腹感もあったのでゼリー系を摂りながらグローブをはめるのだが、指を通すのに少々引っかかってしまい、去年はグローブ無しで挑んだのに、無駄な時間(数秒ではあるが)となってしまった。ドームを出た後急いで前を追いかけ、一人また一人とパスして行き、東山交差点付近からのアップダウンで少々ペースが落ちるも、足は回っている感じがしたので、ここで切れたらおしまいだと思い必死で前を追いかける事にした。ある程度前方に上がってくると周りは皆同じようなペースなのか、抜きつ抜かれつなどしながら進んでいるようだった。尾小屋折り返し手前の新しく開通したトンネルをくぐり、しばらくしてから折り返した後、緩やかな下り坂を利用してアウタートップで一気にスピードを上げ、小集団から抜け出たかなと思った所に後ろから抜かれる始末。後ろを見ていた訳ではないが、結構ドラフティングしていたのではと思ったが、ただ単に自分の力が及ばなかっただけなのかとも思う。

  江指三叉路から赤瀬ダムへと向かい、しばらくしてそろそろダムが近くなってくると、ハーレーの先導隊がごう音と共にすれ違って行ったので、そろそろトップ集団がやって来ると思いすれ違って行く選手を見ていると、結構パック状態で走行しており、いかがなものかと思った。ダム手前の緩やかな上り坂に差し掛かると、緩やかではあるが結構きつく感じられ、ダンシングでなんとか乗り越え、折り返しの自由の広場に到着した。折り返した後ダム横の細かなアップダウンが続く道を走っていると、左太ももが少々つってきた感じがしたので、「これはやばい兆候だな」と思い、悪化しないのをただ祈るだけであった。ダムを過ぎて下り坂になる所でかっし〜さんとすれ違い「がんばれー」と一声かけて下って行った。この下りのS字カーブは道幅も狭い為追い越し禁止区間となっており、その手前の折り返し地点からずっと二人の選手と抜きつ抜かれつ状態となっていて、追い越し禁止区間の手前でチームリレーの選手に先に前を行かれ、そのまま進むもカーブ手前でビビリが入ったのか、あっという間に追いついてしまい、しかし追い越し禁止区間なので「遅―い。早く行ってくれー。」と思いながら仕方なく禁止区間が終わるのを待つ事にした。

  その後も二人の選手と先頭が入れ替わったりなどして、その内の一人の女性が偶然にも第1ランの時に松井の賞を貰った事について話かけてきた人(ゼッケンNo.の百の桁と一の桁が同じで覚えやすかった)であり、この女性バイクも結構早いペースで追いついてくるのであった。なんとかしてこの女性だけには負けたくないと思い、東山交差点前のアップダウンでなんとか振り払い、その後は私の視界からは消えていったようだ。 ドーム到着後第2ランの準備をするが足の方も大分疲れており、ついには座り込んでじっくり準備をしてしまった。すると後ろの方から何か叫んでいるような声がしたので、振り返って見ると、またもやあの女性で、何を言っていたかはわからなかったけど、多分私が座り込んでシューズの履き替えをしていたので、「ガンバです。」みたいな事を言っていたのではないかと思う。またまたその女性を追いかけるべく第2ランをスタートして、ドームを出てからしばらくは私の視界にあったのが、徐々に離されて行っていつの間にか見えなくなってしまった。粟津温泉街を通るのも本日2回目となり疲れながら走っていると、旅館の従業員の方々が名簿一覧から私のゼッケンNo.を見つけて、名前を呼びながら「頑張れ。頑張れ。」と応援して頂くので、手を振って応援に応える事にした。(名前を呼んでくれると嬉しいものです。)5km付近の山田峠ADを過ぎて頂上はまだなのかと思いながらゆっくりと走っていると、後ろから近づいてきた選手が「松井!頑張れ!」どうやらこの方は私のゼッケンNo.をみて昨日の事を言っているのだなと思い、本日これで二人目の応援を頂いた事になる。(松井ではないけど、たまたまゼッケンNo.55が付いただけで、これだけ応援して下さる事は本当に有難い事です。)7km辺りから左太ももがつり始め、しばらくすると今度は右太もももつり始め、痛くてしょうがないけどここで歩いたらお仕舞いだと思い、とにかく次のADまで何とかごまかして走り続ける事にした。ここまで6分/kmを切るペースで来れたが、足がつってからはどんどん遅くなる一方だった。AD到着後コールドスプレーがあったので痛む足に吹きかけるが、エアーサロンパスと違って効果は長続きせず、あまり意味が無かったように感じた。しかし結局AD毎にコールドスプレーを使っていた。ペースはどんどん落ちて行くので、「これではダメだ」と思い、「AD毎に何を食べるか楽しみにして走り続けよう」と気持ちを切り替え、痛む足を騙しつつひたすら前を目指す事にした。去年はそう麺を食べられなかったので今年は絶対に食べるぞと思い、そう麺が出る東山交差点AD到着後一番最初にそう麺に手が伸び、つるっと一杯食べたらこれが実にうまく感じ、つい「うまい」と言うと「もう一杯どうですか?」とボランティアの方が言うので、この先にもまだ沢山のADで食べ物があるし、既にここへ来るまで結構お腹も一杯だったので、とりあえずご遠慮して先へと急ぐ事にした。お腹は満腹状態が続くけど、ADからADに着く頃にはなぜか食べる事が出来、中でもメロンが出ていたADでは美味しさの余り2切れも食べてしまった。もうこうなるとADでの立ち寄る時間が多すぎて、タイムはどうでもいいかと思ってしまう程だった。

  残り4kmとなり、あと少しだと思いながら走っていると、「昨日松井の賞貰った人頑張れ。」とまたまた声を掛けて下さり「今日はよく言われます。嬉しいんだかなんだか?」と応えると「そりゃぁ羨ましい事ですよ。」と言われ、ゼッケンNo.55が付いていて本当に良かったとつくづく思った。ドームも見え残り1kmとなり、ドーム入り口付近に待ち構える知り合いの方々とハイタッチを交わし、やっとゴールする事ができた。

 

 

総合時間=4時間4931

1ラン=3742

バイク =2時間157

2ラン=2時間952

 

 

--- 感想 ---

1ラン、バイク共に去年のタイムを上回る事ができてほぼ満足。しかしバイクタイムは2時間切りを目標にしていただけに少々不満が残る。第2ランも2時間切りを目標にしていたが、バイクで足を使いすぎた事による疲労と、かつ練習不足からにより太ももがつってしまった事とADに時間を取り過ぎた事が命取りとなってしまい、結果去年より4分以上遅れてしまった点が残念だ。

今後はランに重点をおいた練習を行って、また来年挑戦したいと思う。

前日の開会セレモニーで思わず松井賞をGETできて、他の選手からの応援があって嬉しかった事と、メンバーからのドームでの応援が嬉しかった事。

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