1回七尾湾岸トライアスロン大会レポート

 

大会名

北陸中日新聞発刊45周年記念

第1回七尾湾岸トライアスロン・アクアスロン大会

北陸ブロック選手権大会

開催日

2005-7-23() 選手受付・ヘルメットチェック・開会式・競技説明会

2005-7-24() 競技・表彰式・閉会式

場所

石川県七尾市、七尾湾周辺および 能登島町

スタートおよびフィニッシュ会場:能登島マリンパーク海族公園

天候

曇りのち晴れ

競技種目

トライアスロンの部:SWIM(1.5km)+BIKE(40km)+RUN(10km)=51.5km

アクアスロンの部 :SWIM(1.5km)+RUN(10km)=11.5km

参加定員

トライアスロンの部:200

アクアスロンの部 : 50

結果

種目

エントリー

完走

トライアスロンの部

227

213

リレーの部

6チーム

6チーム

アクアスロンの部

7

5

プリンス参加者

みのりん、瀬O、かっし〜、Michagoayaran

I山、ヨン様、S尾、K村、Y田、タッキー

K2(リレーの部BIKE担当)

bluetit(リレーの部SWIM担当)

注.(K2さん及びbluetitさんはそれぞれ別チーム)

制限時間

「スイム」+「バイク」+「ラン」=4時間(6:0010:00)

「スイム」+「ラン」=2時間45(7:2010:00)

コース

SWIM

ひょっこり温泉島の湯前の1750m2周回。1周終わる毎に一旦浜に上がる。湾内の為、比較的波は穏やか。

BIKE

前半はフラットなコース。22km辺りより上り始め、ツインブリッチのとを渡って能登島に入ってからは上りばかりのコース。

RUN

起伏の激しいコース(フラット部分はごくわずか)

距離表示

BIKERUN所々に有り。

タイム計測

アンクルバンドにて計測。各パート毎の計測有り。

エイドステーション

SWIM

浜から上がってすぐの1箇所。

BIKE

23km地点。

RUN

ランパートスタート地点、1km小学校前、3km折り返し、6km折り返し(スイカ有り)9km小学校前()、ゴール(スイカ有り)6箇所

参加賞

今回は特に無し。

完走賞

タオル

ショップ

今回は販売無し。

その他

ゴール後希望者には針灸及びマッサージ有り。

 2005-7-23(土) <前日受付>
 昨年はプレ大会であったこの大会も、今年ついに本大会となった。
 ここ数年、この大会が開催されるようになる迄は、石川県で行われるトライアスロンの大きな大会は珠洲しかなかったので、新たに新設されて大変嬉しく思う。しかも珠洲の前に行われるとあって、この日迄練習して来た成果がどうなっているかを確かめるのに丁度良い。
 距離はオリンピックディスタンスなので、結構スピードレースになると思い、ミドル・ロングとは違って幾分気は楽であり、逆にワクワク感でいっぱいであった。 今回がトライアスロン初デビューとなる、みのりん、瀬O、ayaran、ヨン様、S尾の5人にとってはドキドキ感でいっぱいであると思うけど、もうここ迄来たら後戻りは出来ない。前に進むしかないのだから。
 今回は金沢出発組み及び現地集合組みとそれぞれ行動する事になっているので、私はバイクを社長車に積み込む為、店へと向かった。
店では既にM島さんがバイクを積み込んでいた。私もバイクを積み込みながら、他のメンバーが集まって来るのを待っていた。
今回はバイクを社長車に積み込み、人と荷物はこぉせぇ車で移動するお願いをして経費節約を計った。(社長およびこぉせぇさんありがとうございました。)
メンバーも集まり、そろそろ出発時間の11:00を過ぎても中々車に乗る気配が無く、おまけに社長はまだ準備をしているようだ。「大会側より社長には選手受付開始13:00迄に来て欲しいとお願いされているのに、大丈夫なの?」と思いながら、こちらは開会式迄に間に合えばいいので、後は社長にお任せして、こちらはゆっくりと移動するとして、車に乗り込み出発した。
こぉせぇ車にはみのりん、瀬O、ayaran、S尾、運転手のこぉせぇ、そしてタッキーが乗り込み、七尾の何処かで昼食かなと考えていたが、何処に何があるか全くわからないので、時間も11時を過ぎていてお昼迄は少し早かったが、福久のココスで昼食とした。
昼食後、8号線→159号線→白尾IC→能登有料道路へと移動して行った。
有料道路を走りながら、左手の日本海を眺めると、ちょっと波が出ている感じがした。七尾は湾の中なので、こことはまたちょっと違うだろうと思ったが、ちょっと心配。
  予定通り13:30頃に競技説明会場所の能登島生涯学習センターに到着すると、既に社長は到着しており、何やら私達のバイクを下ろしている様子。「社長、今日はバイクチェック無いよ。ヘルメットチェックだけやよ。」とみんなから言われ、全員のバイクを下ろすのを中止させた。その後社長は自分の店を少しだけ開いて、選手の到着を待っていたようだ。 まずは選手受付を行う為体育館内へと移動する。今回は本大会なので、昨年のプレ大会とは違って、大会らしい受付会場である。BGMも流れたりしながら、他の大会と同じようにリラックスした雰囲気である。ボランティアの方々も沢山いて嬉しかった。
選手受付、JTU登録、ヘルメットチェック(自分で押したり引いたりしてみてくれと頼まれ、珍しいなぁと思いながらOKを頂いた。)を済ませた後、その辺で座り込んで他のメンバーが到着するのを待ちながら、貰った袋の中身を確認したり、AF兼六のメンバーの方々とお話をしたりしながら時間を潰した。
  14:30より開会式が始まり、七尾市長の挨拶、その他来賓の方々の紹介も終わり、手短に開会式が終了し、15:00からの第1回目の競技説明会が始まった。
説明会終了後にはメンバーも揃っていたので、ランコースの下見をしようと思い、まずは能登島マリンパーク海族公園に移動した。
海はまだコースロープが張られていない。明日の朝には準備は出来ているだろう。続いてバイクラックを見に行く。昨年同様相変わらず工事現場で使うようなパイプで組み上がっており、手作りの大会らしい感じがしていい。バイクラックには仮設トイレも設置してある。タイム計測用の機械はまだセッティングしている最中のようである。続いてランコースを見に行く。1km手前に急激な上り坂。この後このような上り下りが続く事を考えると、BIKEパートでは少し足を残しておかなければならないだろう。
ぞろぞろと車6台にてランコースを下見していると、そのコースを走っている方々がいる。凄い。私には真似出来ません。
3km折り返し、6km折り返しと移動し、7kmからの長い上りを見ていると、本当にフラットな部分が少ないコースである。辛いだろうなぁ。
下見を終えた後は宿に直行した。今回の宿泊先は、ツール・ド・のと400での定宿である北湾荘が本日の宿である。当初宿を選択する上で、ビジネスホテルがいいと言う意見もあったが、今回のように13人が泊まるとなると、食事の面で心配があり、ある条件(宿近くに車を駐車出来るのか?)をクリア出来たらOKと言う意見があり、宿に確認すると「何台でも駐車可能」と言うので、その言葉を信じてようやく条件をクリアできたので、北湾荘に決定する事ができた。しかし駐車できるスペースをこの目で見ていないので、少々心配ではあったけど、実際場所に着いて納得した(こんなに沢山駐車できる場所があったなんて)。 ここ2年はのと400に参加しておらず、おまけに北湾荘に着く頃はいつも真っ暗で、次の朝の出発も慌しく出て行くので、あまり辺りを散策する機会が無かった。日が明るい間に宿に入ってみて発見した事がいくつかあった。宿2階の大部屋が2部屋に壁で仕切られている事。海の眺めが結構いい事。
夕食前に汗を流そうと思いお風呂場へ行くと先着がいるようなので、空く迄の間明日の準備をする事にした。
今回はメンバー殆どがゼッケンベルトを使用するみたいで、当初私はジャージに安全ピンで留めようと考えていたが、みなさんがゼッケンベルトなのを見て、私もゼッケンベルトに変更した。ゼッケンをチームジャージに安全ピンで留める方法だと穴の跡が気になるが、ゼッケンベルトだと関係無いのでいい。おまけにチーム名が見えていい。但しゼッケンがパラパラと風になびくのと、ランパートでベルトが序所にずれてくるのが気に入らない点ではある。また、スイムからバイクに移る時に付け忘れてスタートしてしまう点もある。 明日の準備もほぼ完了し、お風呂も空いたようなので、先に男性の方から使用させて頂く事にした。
ここの宿は2階に大きなお風呂と1階に小さなお風呂の二つがあるが、2階のお風呂は民宿の割には大きい方だと思う。カランも四つ有り、一度に沢山入っても大丈夫である。 社長とY田さんはまだ到着していないが、18:30から夕食となっているので、続いて女性の方々にお風呂を使用して頂いた。
18:00を少し過ぎた頃、社長とY田さんも到着し、18:30になった所で1階に下りて夕食を頂く事にした。
相変わらずここの宿の料理は沢山ある。魚尽くしである。煮魚、焼き魚、刺身、鍋…etcそして豪華船盛りである。魚好きにとっては幸せな時間だろう。
ビールを飲む人飲まない人も含めて、結局ビンビール13本も頼んでしまった。一人一本の計算である。でも飲む人は飲むので、それでもまだ足りない位だった(こぉせぇさん?)。
楽しい時間も過ぎ、明日朝は早いのでそろそろお開きにして、部屋に戻って宿代及び飲み代を清算した迄はよかったが、Y田さんがまだ飲み足りないらしく、結局追加でビール3本注文して、その代金はY田さんに払って頂き、私達はご馳になった。
ちょっと飲み過ぎたのか、口が回らなくなってきた。21:30近くとなり、女性側の部屋も静かになり、男性側も数人寝始めたので、明日も早いので就寝となった。
  2005-7-24(土) <大会当日>
  夜中暑くて目覚める。それ迄はぐっすりと眠っていたので、アルコールが効いたのだろう? 後から聞いた話によると、男性側の部屋からいびきが聞こえていたとayaranが話していたが、ひょっとして私ではないだろうか? いつもいびきをかく社長は鼻に何やら細工をしていて、自分自身で「これしとったし、いびきかいとらんかったやろ」と言ってたけど、横で寝ていた私は聞こえていた気もするのだけどね。
再び眠り始め、今度はトイレに行きたくなって目が覚める。時計を見るとまだ2:30頃。起き上がってトイレに行こうとすると、頭が重く少しフラフラ。鏡で自分の顔を見るとまだ少し赤い。ちょっと飲み過ぎを後悔する。
  以後寝床に着いても眠れる訳でも無く、その後誰かがゴゾゴソと起き出して来た。
朝食は4:00からお願いしてあったので、3:30に目覚ましは掛けてあったが、3:00頃になると何人か起き出していたようだ。
外は少し明るくなって来た。波は穏やかな感じがした。顔を洗って着替えた後、荷物もまとめて4:00少し前になったので、1階に下りて朝食を頂いた。 朝からS尾さんはご飯を沢山食べている。昨日の夕食時、ご飯のお代わりを貰いに奥の炊事場から戻って来た時に手にしていたのは、どんぶりだったので、一同爆笑だった。 本当によく食べる人である。だけどやせているので羨ましい。 宿出発を4:30に設定して、準備できた人から次々と宿を後にして、会場へ移動し始めた。
会場にはもう既に沢山の選手が到着して準備を始めている。昨日の説明会で駐車場の指定が告げられていたけど、結構遠いので、荷物だけ降ろすのに近くに一旦止め、車の移動はこぉせぇさんにお願いした。 5:00からナンバーリング、そして6:00にはスタートと結構時間は厳しい。スタート迄にもう1時間は欲しい所だ。
バイクラックにてバイク及びシューズ等の設置を完了し、時刻も5:00を過ぎたので、ナンバーリングして貰う為に受付へと急ぐ。結構人が並んでいる。スタッフもまだまだ慣れていない感じだ。ナンバーリング後メンバーを捜していると、みのりんが走っている。足元を見るとランシューズを履いてアップを行っているようだ。偉い偉い。
メンバーも揃ったので、これから始まる戦いの前に、海をバックに記念撮影を行う。
バイクラックに戻りウェットスーツを着る準備を行う。窮屈な感じもしながら何とかスーツを着こなす。首と脇の周辺を入念にワセリンを塗り、準備万端となった所で海に行こうとした時、S尾さんはまだスーツも着ていない状態で、何処からか走って来た所みたいな状態だったので「間に合うのか?」と不安に思いながら、こちらも時間が迫って来ていたので、後はお任せする事にした。
女性メンバーも緊張のピークみたいで「何か忘れてないよねぇ」としきりに話していたけど、ここ迄来たらもうどうしようもない。
浜に着くと選手でごった返しており、既に泳いでいる選手もいる。入水チェック後、私もアップしようと思い泳いでみた。
透明度はあまり良くない。天気も曇りで空が暗いのもあるが、ちょっとこれでは方向が掴み憎い。水温は左程冷たくは無い。波も穏やかで泳ぎやすい。
ま、何とかなるだろうと思い、心拍を上げる為に少し勢いよく泳ぎ、そして浜に戻った。
今回はSWIMパートでは50番以内で終えたいと思っていたので、なるべく前側に並んでスタートと同時に走って行こうと考えていた。
スタート時刻の6:00も近くなり、そろそろカウントダウンかなと思っていたが、始まる様子も無く、そう言えば珠洲のように選手全員による掛け声も無かったなぁと思いながら待っていると、“プァーーーン”とスタートの合図が鳴った。
トップ選手は海に駆け込んでいった。私もそれなりに走って海へと入る。歩いていると疲れるので、底は浅かったけど泳ぎ始めた。
一度に200人以上が泳ぐので、バトルはどうしても避けられない。何度も頭や足を叩かれながら叩き返しながら、いつまでこの戦いは続くのだろうかと思いながら、叩かれない様に位置取りを変えてみたりするが、そこでもまた叩かれる始末。このまま進むしか無い。
前の方を見ると凄い泡で、方向がよくわからない。誰かわからないけど、バタ足が凄いんだね。ウェットスーツ着て浮力もあるのに、そこまでバタ足が必要だろうか?早い選手はきっとバタ足をよく使うのだろう。私はバタ足をしようにも、ウェットスーツで普段より体が浮き過ぎてまともにキック出来ないので、バランスを取るためだけのバタ足になっている感じだ。
第一コーナーはまだ来ないが、そろそろかなと思って泳いでいると、クラゲを発見。もうクラゲが出ているのかと思いながら泳ぎ続けていると、次第に数が増えてくる。
前に進めば進む程、クラゲが現れる。最初は「あー。嫌やなぁ。」と思っていたのが、その数の多さに「うぉー。何じゃこりゃー。」と思うくらいのクラゲの大群で、顔や首の辺りが“チクッ”と痛む。しかし競技は続行しているので前に進むしか無い。手を入水した瞬間クラゲに当たってクラゲにチョップしたり、水をかく瞬間はまるで茶碗を持ちながらかいているみたいで、何とも言えない感触である。目の前はクラゲだらけでコースがよくわからない。コースロープが無かったら、何処に進んでいるかわからなくなるだろう。
「みんな大丈夫かな?パニクっていないだろうかな?いつまでこの状態は続くのかな?」と考えながら泳いでいると、第一コーナーがやって来て、曲がってからはクラゲの大群から離れる事ができた。 人生の中であれだけ大群のクラゲの中を泳いだのは初めてであり、多分他のメンバーもきっと初めてだろう。競技で無かったら、絶対にその場から逃げ去っているに違いない。
クラゲには驚いたが競技は尚も続行中なので、必死に前を追っかける。「自分はいったい何番目辺りを泳いでいるのだろうか?」と思いながら第二コーナーを曲がり、ようやく浜に上がる事ができた。
パッと前を見ると、まだそれ程前には選手がいないように見え、後ろを振り返るとまだ沢山の選手が泳いでいたので、「これは結構いけるかも?」とバカな期待をしながら、2周目に挑んだ。
またあの魔のクラゲコーナーを何とかパスし、最終コーナーを目指して泳いでいると、横にいた選手に頭を叩かれる始末。「ここまで泳いで来てもまだ叩かれるかぁ」と怒り半分ながら、この人から逃げようと思い必死になって泳いでいると、その人はどこか遠くに泳いでいってしまったので、ようやく安心して泳ぐ事ができ、最終コーナーを曲がり、足が届く位置まで浜に近付いて来たので、立ち上がってゴーグルを外し、ウェットのファスナーを下ろして歩いていると、横から「おい。タッキー」と呼ぶ声がしたので、見るとなんどY田さんではないですか。Y田さんはSWIMが得意なので、そのY田さんと同じ時間で上がってこれたのが嬉しく、手元の時計を見ても28分台である。
「これはいいんじゃない。」と思いながらエイドでの水を一杯飲み干し、バイクラックへと急いで走っていった。
  バイクラックに到着すると、既にK村さんがいる。やはり今回もK村さんには勝てなかった。
靴下はランの時に履こうかどうしようか迷ったが、ここで履いておけば後はランシューズに履き替えるだけでいいなと思い、じっくり腰を地面に下ろして靴下を履く事にした。 本来なら靴下を履く時間も勿体ないのだけど、三日前に靴下履かずにラン練した時、靴擦れを起こして痛かったので、即席の練習ではダメだと思い、痛い思いをして走るより、快適に走った方がタイムもよくなるだろうと思い靴下を履く事に決めたが、裸足でも慣れておく練習が必要かも。
さてバイクスタートだと思い2、3歩進んだ所で、目の辺りが妙に明るく何か足りない事に気付く。「ありゃ、サングラスをするのを忘れた。」
スタート前のセッティング時は慌しかったので、サングラスの準備をすっかり忘れていた。 サングラスが無くても別に支障は無いが、何か物足りないので、自分の位置に戻って袋から取り出して、ようやく準備万端BIKEパートをスタートできた。
その時ラップを計っていたら、約5分くらい経っていたので、結構ロスが多い。
ウェットスーツを脱ぐ時間と靴下を履く時間とサングラスを掛け忘れて戻った時間がトータル的に無駄が多いのだろう。
K村さんは前方には見えない。はるか彼方に行ってしまったのだろう。昨年は能登島大橋 付近で追い付いたけど、今回はトランジットタイムが係り過ぎたので、更に先でないと追い付けないだろう。
しばらく走っていると、後ろからノリホさんが追い付き「わしも最後にクラゲに顔やられたぁ」と言って私を抜いていった。ここで離されてはダメだと思い、必死に後を追い掛けていった。
すると今度は後ろから物凄い勢いで「タッキーさん」と、こうたろうが声を掛けてあっという間に見えなくなってしまった。とてもじゃないがあのペースには付いて行けない。
とりあえずノリホさんをロックオンして、付かず離れずしながら後を追い掛けながら、K村さんが見えてこないかどうか捜しながら走っていると、右側に直角に曲がるコーナー辺りを走って行った黄色いジャージを発見したので、これはK村さんだと思い、そのジャージが徐々にプリンスジャージだとわかり、K村さんをまずはノリホさんがパスし、続いて私もパスして行った。その際「やっと追い付きました。」と言うと「俺もダメ〜。」と言うので「何で〜(頑張ろう!)。」と言いながら、私はノリホさんの後を追う事に集中した。
ノリホさんのペースはずっと安定しており、油断すると離されてしまう。しばらくは付いて行けたのだが、DHポジションのまま走り続けていると腰が痛くなってきて、ちょっとした橋みたいな上りで少しずつ離れて行き、その距離は次第に大きくなるばかり。
水を勢いよく取り過ぎた為か、横腹も痛くなってきて、少し速度を落としながら走っていると、ついに私の視界からノリホさんが完全に見えなくなってしまった。
今回はバイクの距離が40kmと短いので、ゼリー系の物は一切準備しなかったので、その代わりに“アスリートソルト”と言う宮古島の塩を5粒程ハンドルステムに両面テープに貼り付けて、少しずつ取って行く事にした。今回は塩を上手に取って、足の痙攣を防ごうと言う考えから、試しにやったみた。効果があったかどうかわからないが、塩を取る前に左太もも裏が攣りそうになった時があったが、塩を取り始めてからはその兆候も無くなっていた気がする。本当に気がするだけで、実際どうなのかはわからない。
しかし塩の塊なので、のどが結構渇く。だから大量に水を飲んでしまう。だから横腹が痛くなってしまったのだろう。
少し速度を落として走っていると、後ろから5、6人の集団に追い越され、この集団の中で抜きつ抜かれつを繰返しながら、しばらくは同じような状態で走っていると、ちょっとした上りで一気にペースが落ちたので、ここで引き離そうと思いようやくその集団から抜け出る事が出来た。
もっと踏み続けて行きたいのだが、横腹の痛みはあまり変わらず、おまけにトイレにも行きたくなってきた。このままバイクの上で垂れ流しもと考えたが、中々できそうでできないものである。バイクが汚れると言う思いもあるのだが、体が動いていると力が抜けないと言うか何と言うか(笑)。
とりあえず何とかバイクラックまで我慢するとして、レースに集中する事にした。
ツインブリッジのとの手前の下り区間で何人かパスし、その時ふとメータを見ると70kmは越えていたようだ。そんなに勾配は無いのになぜ?とも思ったが、見通しの良い直線だったので、アウタートップで踏み続けていたからであろう。
ツインブリッジのとを渡り能登島に入ってからすぐの急な上り坂を何とかクリアするものの、以後何度も続く上り坂に苦しめられる事になる。
何km地点の上りの頂上だったか、黄色いジャージを着た人がカメラを持って待っているのが見えた。近付くとこぉせぇさんで、その横にはスズキさんも応援しているではありませんか。嬉しかったです。
少し元気を取り戻し走っていると、下って左折した先の上り始めにトンデモジャージが見えたので、徐々に近付いて横になった時に顔を見ると、はたけさんだった。
「あれっ?」向こうも「あっ?」と言って、はたけさんは結構足にきていたように見えたので、一気に抜いて坂を上り始めるのだが、勾配がきつくてこちらもヨロヨロと上ってると、後ろから逆に一気に抜かれ、完全に離されてしまった。
上り切った頃には前方にはたけさんの姿は無く、ちょっとガックリとしてしまった。しかしあの時のはたけさんの状態は何だったのだろう?
とにかく35km過ぎからの上りはキツく、中々前に進んでいないような感じで、精神的に辛い。もう上りは終わりだろうと思って下っているとまた上りが見えて来る。恐るべし能登島。(ツール・ド・のと400でもゴール手前で結構苦しめられるからね。)
距離計が38km近くになり、そろそろ上りは終わりだろうと思っていると、長い下りが続くので、やっと上りから抜け出る事が出来たと思い、後はひたすら下って交差点を右折してちょっと上って最後左折した後、バイクラックに到着となった。
バイクラックにはそれほど多くのバイクは置いてない。これは行けるぞと思いランの準備をする事にした。
  ランシューズに履き替え帽子を被ってさぁ行くぞと思ったが、目の前に仮設トイレが見えたので、とりあえずトイレだけは行っておくかなと思い、手短に用を足す。
いつもそうだが、どうも水の取り過ぎなのか、レース中は必ずトイレに駆け込んでしまう。 珠洲などの長い距離の場合は何回もトイレに行ってしまうので、ランタイムが非常に悪い。
もう少し水の取り方を考えなければいけない。だから横腹も痛くなるのだろう。
用も済んで、準備万端ようやくRUNパートをスタートする事が出来た。
スタート直後にエイドがあったので、水の取り過ぎはいけないと思いつつ、少しだけ飲んで、その先にはK2さんと社長が応援していたので手を振って、残り10kmを走り始めた。
1km手前にまずは急な上り坂があり、やっとの思いで越えて最初のエイドで水を一口飲む。 しばらく2km迄下りが続き、ゆっくり走っていると「やっと追い付きました。」と言って松Mさんが走り去って行った。私は絶対にあのペースには追い付けないし、追い付いてもまた離されるだろうと思った。さようなら〜。
十字路を直進して3kmの折り返し迄はずっと上る。しばらくは走っていたのだが、上りがキツイのと、水の取り過ぎによる横腹の痛みでどうにも絶えられなくなり、ついに歩いてしまった。何とも情けないが、痛いのでどうしようもない。
腹を押さえながら少しでも前に進もうと思い、とりあえず上り切る所迄歩こうとしていると、後ろから「頑張れー。」と声を掛けて来る選手がいて、私が腹を押さえているのを見て「どうした。腹(痛いの)かぁ?」と言って去って行ってしまった。そしてまたすぐ後から「タッキーさん(頑張って)」と宮Mさんから声を掛けて頂くのだが、その声援に答える事はできず、結局頂上迄歩いてしまった。
やっとの思いで、3km折り返しに到着し、そこにはエイドがあったので、水はあまり取らずに、熱くなっていた体を冷やすのに、首筋にコップの冷えた水を掛けて幾分元気を取り戻した感じがした。何杯も水を掛けていると、ボランティアの方に笑われながら「これで最後にします。」と言って最後の水を掛けて走り始めた。
横腹はまだ少し痛むが、水を掛けてスッキリしたのと、しばらくは下りが続くので、何とか走り続ける事ができた。
3km折り返し地点から少し進むと、向こうからK村さんもやって来て、「おっと。このままではK村さんに追い付かれてしまう。」と思い、何とかこの距離を維持しようと必死になって走り続けた。
4km地点の十字路を左折すると、また急激に上り始め、やはり走り続ける事が出来なく、またまた歩いてしまった。
短い上りだったので、ロスは少なくて済んだが、まだ半分も走っていないので、この先が不安になって来た。K村さんにパスされてしまうのは時間の問題だとしても、その次に誰にパスされてしまうのだろうかと思うと、非常に怖い。
6km折り返し迄の長い下りと平坦区間を利用して、何とか折り返し迄辿り着いて、エイドにて上手そうなスイカがあったので、一切れだけ食べる事にして少し休んでいると、K村さんがついに追い付いて来た。「K村さん、俺腹痛いしお先どうぞ。」と告げると、K村さんはスイスイと走っていった。すぐ後を追うのだが、向こうとこちらのペースには明らかに違いが有り過ぎて離れる一方だ。
しばらく走るとayaranとすれ違った。なんとかっし〜の前に走っているではありませんか。まだ私との差は2km近くはあったけど、勢いが有りそうだったので「これはまずい。ayaranにも抜かされたら、もうどうしようもないぞ。」と思い必死になって走り続けた。しばらくしてS尾さん、かっし〜ともすれ違い、迫ってくる恐怖感でいっぱいだった。
7kmからの長い上りも、歩いているのと左程違いは無い位のペースで走っていると、また横腹が痛くなってきて、またまた歩いてしまった。すると前方にMichagoさんが見え「大丈夫?」と声を掛けて来たので「横腹痛いげ。」と言って、その先の頂上迄歩く事にした。 もう残り3kmは切っているけど、精神的に弱っているので、何とも長く感じられた。
7kmからの上りの途中で抜いていったAF兼六のN村さんを、ようやく9km付近で捕らえる事ができ、そして並んだ時に「よっしゃ。N村さんとバトルですかね?」とつい言ってしまったのが、N村さんの闘争心に火を付けてしまったのか、結局また離されてしまった。追う事もできたが、また横腹が痛くなるのも嫌だったので、そのままゆっくり流しながらのゴールとなってしまった。
SWIM、BIKEと結構いい調子で来ただけに、非常に勿体無い事をした感じだ。
後日総合順位を見ると丁度100位であった。しかし恥ずべき事がある。100位までにRUNタイムが1時間を越えている選手は誰一人としておらず、私が最初に1時間を越えたランナーとなってしまっていた。いやはや何とも情けない。
ま、あのくらいの距離で歩いているようではダメだね。珠洲に向けてラン練習を強化せねばならない。
 プリンスメンバー全員も何とか完走を果たし、ゴールゲート付近で記念撮影を行ってから、バイクラックに戻って後片付けを行った後、ひょっこり温泉島の湯でさっぱりと汗を流した後、金沢へと戻って丸福で昼食を取りながら反省会となった。

  久々に短い距離でのレースで、大変面白かった。海も穏やかで泳ぎ易かったが、クラゲの大群には驚いた。バイクコースは後半が鍵を握るだろう。ランコースを克服するには、上りの練習が絶対に必要だ。

   最後に私の結果です。    
SWIM:0:28:33(45位)
BIKE:1:23:46(66位)
スプリット:1:52:19(52位)
RUN:1:03:36(174位)
総合:2:55:55(100位)


この記事への感想はこちらへ(作者経由となります。)